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久保田涼子のブログ。自転車の旅日記もあります。
2013年12月19日より新しいブログがスタートいたしました!新しいURLはhttp://kubotaryoko.com/diaryとなります。
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久保田涼子のブログ。自転車の旅日記もあります。
お遍路18日目は、大正琴あじさい会のみなさんと共演。
高知県立美術館ホールで歌いました。
6月15日は弘法大師さんのお誕生日らしく(という説があるらしい)、お遍路中の私がこの日に歌うとは、不思議なご縁だな〜と思いました。
朝から、前が見えないほどの土砂降り雨だったけど、お客様満杯。
あじさい会のみなさん、本当にありがとうございました。
新たな出逢いの数々にも感謝。
次の日、19日目は晴天の中お遍路再会。
34番種間寺、35番清滝寺とまわりました。
びっくりするほどお接待が多かった日で、農家の方がトマトを下さったり、茶屋では氷水を入れて下さったり、お客さまがお年玉袋を下さったり、噂のスリーエフペットボトル無料サービス(高知県のスリーエフはアツイ!とお遍路さんが言っていた)を初体験したり。
泊まった宿は、清滝寺近くにある老舗の喜久屋旅館さん。
おばあさんひとりが切り盛りしている民宿で、昭和風な名残を持った宿。
お客さんは私しかいませんでした。
おばあさんに教えてもらい、二層式洗濯機を初体験!
たのしいなー!二層式。
次の日は4時おきなので、20時過ぎには早々に寝てしまった私でした。
喜久屋旅館、素泊まり2000円。
「歩き遍路さんがおる限り続ける。」というお母さん、いつまでもお元気で!
お遍路の旅 | 2010.06.17 ( Thursday ) 10:31 AM
お遍路中のメインイベント、美術館ホールで歌ってきました。
高知の皆さんありがとう!ありがとう!ありがとう!!
眠いので、今日はここまで。
ねます!
お遍路の旅 | 2010.06.15 ( Tuesday ) 09:24 PM
朝4時半くらい。
宿近くで飼われているニワトリの雄叫びで起こされる。
朝食を取っていると、今日から梅雨入りというニュース。
高知県の天気予報は曇り。
一旦部屋に戻り、ゴロゴロして、ゆっくり8時出発。
出発前にも、おやじさん、「シュッ」をしてくれた。
目指すは31番札所竹林寺。
山道に入る階段で、見知った人が座っていた。
室戸岬くらいまで一緒のペースだった野宿のお遍路さん!
再会を喜びあい一緒にお寺を目指す。
竹林寺は、植物園の近くにあるすごく綺麗な、女性的なお寺だった。
32番札所も無事打ち終えて、今日最後のノルマ33番札所雪蹊寺へ。
昔からの名残の、無料の渡し舟に乗って向かうことにする。この舟、出航が1時間おき。
次の便は15時10分。
32番から渡し舟所まで約6km。現在14時。
1時間10分で到着するには時速5km強で歩かねばならない。
33番を打ち終えたら、桂浜に行きたい。
なんとしてでも乗るしかない。
久保田、
お遍路初、
走る。
リュックを背負い、杖を持って走る姿は端から見ると鬼気迫っていたに違いない。
出航3分前。ゼイゼイ言いながら到着。
お金持ちそうなお遍路さんが待合室でミカンをくれた。
雪蹊寺で納経書の人や、露天の人に桂浜までの行き方を聞く。
歩いたら一時間、バスだと10分だという。
露天のおじさん、親切にバスの時刻表を出して教えてくださった。
たまたま30分後に出るバスがあり、乗車。
桂浜は、龍馬ブームの波にのり、昔訪れた時より活気づいていた。
ニュージャージーから来たという外人ご夫婦から話しかけられ、明日も、高知に滞在しているから、県立美術館のコンサートに遊びに行くよ、と言ってくださる。
お礼に、帰りのバスの降車場所を教えてあげる。(日本語でしか書いてなかったの。)一期一会だな〜。
この桂浜、地方から来られる観光客の方も多く、お遍路姿をしている私は、動物園のパンダ並みに写真をバシバシ撮られるハメに!!
「四国名物、お遍路」とはこのこと!
今夜は、明日のコンサートに備えて、安芸市まで、ごめん・なはり線というワンマン列車に乗って戻る予定。
高知駅までのバスで、途中の停留所から昨日一緒に宿に泊まったトヨがたまたま乗ってきた時はビックリしたよ。。
★★★明日のコンサート概要です↓
第62回高知市文化祭参加行事
第17回大正琴アンサンブル
あじさい会の集い
2010年6月15日(火)
開場13時
開演13時半
会場 高知県立美術館ホール
主催 あじさい会
後援 高知県教育委員会・高知市教育委員会・高知新聞社・RKC高知放送局・NHK高知放送局・KUTV テレビ高知・KSSさんさんテレビ
お遍路の旅 | 2010.06.14 ( Monday ) 08:08 PM
いやー、この日の出来事はすごかった。
雨と風が吹きつける中、朝七時、出発。
ゴアテックス×菅笠の組み合わせは最強だ!!と、気持ちを奮い立たせるも、20分でげんなり。
足下では、小指大くらいのアマガエルがあちらこちらにいて、ピョコピョコ飛び跳ねている。
紫陽花の花畑、雨、ツバメにカエル、六月らしい風景が続く。
28番の大日寺を打ち、29番に向かっている途中、大師堂で、お遍路指南のおじちゃんと出会う。
会社が倒産して、足摺岬で身を投げようとお遍路をしていた男性が、改心して頭を丸め、お寺でお坊さんの修行をし、今でも四国を周り続けているというお話を聞いた。
二週間歩いて感じるのは、同じお遍路道を辿るのに、そこでの出会いも得るものも、人によって千差万別だということ。
人生も一緒やね。
29番国分寺近くで、有名なへんろ石饅頭を買って食べる。
出来立てのお饅頭。うまい!
気がついたら雨は止んでいた。
30番に行くまでの遍路小屋で、トヨと言うお遍路さんと知り合う。
話していたら、共通のお遍路友達がいるとわかり、盛り上がって、しばらく一緒に歩くことに。
今夜の宿は、30番近くのレインボー北星さん。
道中出会ったお遍路さんがこぞって絶賛していた場所だ。
おやじさんが気導術整体をしている方で、痛いところを魔法のように治してしまうらしい。
足が痛いお遍路さんがそこで回復して何人も歩けるようになったとか。
今まで野宿だったトヨも、ご縁だからとレインボー北星さんに泊まることになった。
くだんのおやじさんが迎えてくれる。
気導術は夜、施してくれるらしい。
「楽しみにしとき。」とおやじさん。
期待してます。
高知市内はここから6kmの場所。
お遍路道は市内を通らない。
龍馬伝に沸く高知を見ずして帰るわけにはいかん!と、30番で打ち止めて、観光に繰り出すことにした。
車で、はりまや橋付近まで送ってもらう。
「あんたら運がいいね、日曜市やっとるわ。」
高知城に続く道が歩行者天国になっており、野菜やら果物やら金物やらを売っている市が軒を連ねる。
念願の高知城見学。
ミュージシャン芳晴さん推薦のお店、バンブー茶館にも顔を出してみた。
おやじさんと感じのよい若者がお茶でもてなしてくださった。
一曲おやじさんとセッション。
次回はミュージシャン姿で訪れたいな。
高知駅で着ぐるみ龍馬と写真を撮り、巨大ショッピングモールイオン(今まで山と海にいたものだから、イオンの品揃えと大きさに感動した(笑))を見学して宿に戻る。
夜ご飯後に、「はい、そこ立って。」と言われて、いよいよ施術開始。
半信半疑で挑んだ私だったのだが!
「シュッ!」
と気合いを入れられた瞬間、
ん、、足が、軽く、、。。
色んな場所を「シュッ!」
ん、、なんか、楽に??
先ほど圧されて痛かった場所が痛くない。
「えー!!」
文字にすると嘘っぽいので、百聞は一見にしかず。
気になる方はご体験あれ。
レインボー北星。
一泊二食+施術付きで5000円なり。
日々、自身の身体に感謝してもうしばらく歩くぞ!
お遍路の旅 | 2010.06.14 ( Monday ) 07:12 AM
今日は、雨が降るとの予報。
日差しが強くないだろうと踏んで、ゆっくり出発。
午前八時。
家を出たら、
カンカンに晴れていた!
28番札所大日寺まで約30キロ。
休み休み歩いていく。
自転車道というものが海岸線沿いに通っていて、そこがお遍路道になっている。
松林の中を歩くのは、なかなか気持ちが良い。
あ、そうだ。
今朝、札所始めくらいの宿で一緒になったお遍路さんから突然激励のメールをいただいた。
嬉しかったな〜。
ブログを読んでくれているみたいで。どうもありがとう。
お遍路休憩所のノートに、知っている人の書き込みを見つけて楽しみながら、順調に進む。
途中、夜須の道の駅で、すっかり忘れていた父の誕生日プレゼントを送ることに。
特産の美味しそうなメロン。
父さん、かなり遅れたけど誕生日おめでとう。
17時、宿に到着。
民宿喫茶きらくさん、素泊まり4500円。
小綺麗なアパート風なお部屋。
今夜から明日朝にかけて雨らしい。
明日は30番で打ち止めてゆっくりするかな〜。
※業務連絡
七月に東京でライブが二本あるため(詳しくはライブ情報http://kubotaryoko.com/music/live/index.htmlを見てください)、19日に打ち止めして、20日に実家の広島に一時帰宅→25日前後に東京へ戻ります。
20日〜はweb業務も再開しますので、お待ちのみなさまご連絡ください。
お遍路の旅 | 2010.06.12 ( Saturday ) 08:42 PM
そんなわけで、あまり寝れなかった身体で5時起き出発。
目指すは神の峯の寺と、書いて神峯寺(こうのみねじ)。
字のごとく山上にあるお寺。
また山登り修行である。
コンクリートの比較的歩きやすい道と、昔ながらの山道を登って参拝。
納経所の人が、「下山するときは、足元をよく見てね。一昨日くらい蛇にかまれたお遍路さんがおるから。」と言う。
そんなこと、つゆ知らず同じ道を登って来たんですが(笑)
下山していると、先程歩いてきた道に「マムシ注意!」の札を取り付けている町役場の人が居た。
知らぬが仏、とはこのこと。
お昼頃、安芸市の知り合いのお家に到着。
近くにあるスープカレー屋さんでお接待される。
(今まで食べたスープカレーの中でもピカ一の美味しさだった!)
お風呂に入ると、眠気が襲ってきて畳の上で仮眠。
午後五時。
自転車を借りて安芸市内散策。
明治に作られた全て手作りの野良時計や、安芸城跡、今をときめく坂本龍馬と縁がある岩崎弥太郎像などを見る。
武家屋敷の街並みが素敵だった。
ここで、忘れないうちに、告知。
15日に高知市内で一曲だけ歌います。
第62回高知市文化祭参加行事
第17回大正琴アンサンブル
あじさい会の集い
2010年6月15日(火)
開場13時
開演13時半
会場 高知県立美術館ホール
主催 あじさい会
後援 高知県教育委員会・高知市教育委員会・高知新聞社・RKC高知放送局・NHK高知放送局・KUTV テレビ高知・KSSさんさんテレビ
きてねー!
お遍路の旅 | 2010.06.12 ( Saturday ) 06:53 AM
人にとらわれ、自身にとらわれることから脱却し、本質に迫るのがお遍路である。と、どこかのお寺に書いてありましたが、旅に出て2週間。未だに煩悩だらけで、本質を見極めきれずにいます。
88箇所巡りきったら、なにか変わるかもしれないけど、ね。
さて、昨夜、ちょっとした恐怖体験をしました。
温泉宿に泊まり、思いっきりリフレッシュして爆睡する予定だった私を「音」と「金縛り」が襲ったのです。
空調から始まり、その後、部屋の至る所からバシッバシッと連続してラップ音のようなものがする。
それが、いつまでたっても止まない。
寝れない。
和室に独りきりという状況は恐怖の心を生むものです。
「目の前の奈半利川で二十三士が問答無用で斬首されたって温泉の説明に書かれてあったよな。。。って、ことは!ってことは・・・?!」
パソコンが目の前にありそうな友達にすぐさま電話。
「検索しても、そこの宿、変な噂はなにも出てこないよ。」
そうか、じゃあきっと部屋が休んでいる音なんだ。きっとそうなんだ。
まだバシバシ鳴り続ける室内。
左手にお守りがてら数珠をして、無理矢理寝る。
午前一時半、数珠をしていない右手が突然グーっと上に引かれ、金縛り!!声が出ない(泣)!なんだこれ!怖い!
無意識に「南無大師遍照金剛!!」を繰り返し必死に唱える。
金縛りがとけた瞬間、ガバッと起き上がって、携帯電話を手に!
「生きてる人の声!(泣)」
汗びっしょりになってかけると、この時間でも起きている人がいた。
「かくかくしかじかで、いまこんな状況なんだけど、どうしようか。部屋変えてもらおうか。」
「とりあえず受付に行ってみて話してみれば。」
廊下に出て受付に行ってみるが、暗く、無人。
「誰もおらん(泣)」
「金縛りは疲れて出たかもしれん。テレビとかつけてみたら。」
「と、とりあえず電気点けるわ。」
パッと明るくなった室内を見渡すと、思いがけないものが目に入ってきた。
!!!
直径5cmくらいある、ゴキブリのような、
カナブン
。。。
ラップ音の原因は、
おまえかー!!!
夜行性であろう虫は、私が寝ている上を縦横無尽に飛び回っていたに違いない。
はじめに天井の空調から音が聞こえていたのは、そこから出てきたのか。
とりあえず原因がわかって一安心。
金縛りは、疲れていたから、という理由にしておこう。
朝まで電気を点けっぱなして寝ることにする。
まだ音がしているような気がするけど、気のせいだ。気のせいだ。気のせいだ。
結局、今までで最高値を払い泊まった宿で、ほとんど寝れず、疲れ倍増で次の日を迎えた私でございました。
お遍路の旅 | 2010.06.11 ( Friday ) 09:40 PM