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久保田涼子のブログ。自転車の旅日記もあります。

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2010年6月のブログ

お遍路13日目 

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室戸岬を挟んで、徳島側は、波が高く、朝日が見えるという。
反対に、高知市側は、波が穏やかで、夕日が見えるという。

せっかく2日間も室戸のご家庭にお世話になったので、朝日を拝んでから先に進もうと、朝4時半に起きてみた。

宿のお父さんと、犬のイブちゃんと、海岸沿いを歩く。
4時55分。朝日が昇る。

だんだん高くなり、光を増していく太陽を見て、「ああそうだ。地球は宇宙の中にあるちっぽけな惑星なんだよな。」と再確認。

「5時15分ぴったりになったら、あっこから漁船が三隻出よるき、見とき。」

お父さんの言葉通り、時間ぴったりに船が出てきた。
キラキラした海に向かって航海する船のシルエットが絵画のよう。

午前7時、「お弁当代」とお母さんに封筒を握らされ、感謝の気持ち一杯な中、出発。
お父さんは「急ぐ旅じゃなけりゃ、あと二日くらいおればええのに。」と言ってくれる。

寒ブリの季節になったらまたおいでと言う言葉通り、お礼をしに絶対戻って来よう。

お父さんの車に乗り、昨日打ち止めした道の駅へ。
今日も、雲一つないうだるような暑さ。

ひたすら歩く。
昔の街並みを保存している吉良川という場所が素晴らしかった。

午後1時。
やっぱり、暑い。
海沿いを歩いていたら、フラフラしてきた。
旅立って二週間になるので、疲れも溜まってきているらしい。
決めた。20キロ地点の奈半利で打ち止めよう!
今日は贅沢してやる!

二十三士温泉に泊まることにする。(それでも素泊まり)
温泉付きで5700円。
贅沢!
部屋に自分専用の洗面所があるだけで感動。

すぐさまお風呂に入り、部屋に戻るとバタンキューで寝てしまった。

17時半過ぎ、部屋の電話が鳴る。
「?」
「フロントです。椎名の●●様がロビーにお見えになっています。」

??!

ロビーに降りたら、お父さんが、居た!!

「!!お父さん!どしたのー!!」
「あんたが朝、今日ここ泊まるかも言いよったき、寄ったがよ。勤め先の帰りじゃ。」

・・・もし私が、頑張って先に歩いて行ってたら、どうしたんだろう。

携帯も教えてないのに、以心伝心とはこのことか。


お父さんは、ひとしきり喋った後、日課の暴れん坊将軍を見るために笑顔で帰って行った。

旅はまだまだ続く。

お遍路の旅 | 2010.06.10 ( Thursday ) 07:36 PM

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室戸岬午前4:55 

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早起きして、朝日をみたぞー!

お遍路の旅 | 2010.06.10 ( Thursday ) 10:48 AM

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お遍路12日目 

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更新一日遅れが続いてます。
午後八時就寝が定着している昨今です。

自分が思った以上に、毎日ブログをチェックしている方が多いようで、元気になる応援メッセージや電話、どうもありがとう。

この日は、布団からなかなか出れず犬とゴロゴロしていたら朝八時。
遅めのスタートになりました。

お母さんが今日も泊まりなさいと言ってくださったので、最小限の荷物を持って出発。
それにしても、暑い!
道路、陽炎がユラユラ。

途中の休憩所で、お遍路仲間さんたちと再会して、御蔵洞に向かう。
弘法大師が修行した場所で、中に入るとひんやり涼しかった。

しばらく歩いていくと、カメラがなくなっていることに気づいて真っ青!
思い出が!!
多分御蔵洞!!

走って戻ると、ベンチの上に、あったー!!
先程談笑していた納経所のおばあさんも驚いていました。

お昼、商店のお母さんにお湯をいただいてカップラーメンを食べる。
デザートに、特産の小夏というみかんをいただく。

それにしても、暑い。。
照り返しがきつい。
距離がなかなか伸びない。

26番は山だし、25番で打ち止めにしようかなーと、朦朧とした頭で思っていたら、托鉢をしている男性お遍路さんが声をかけてきた。

「金剛頂寺行くんやろ?余裕やで。」

飄々と言うので、「くそー、行ってやる。」と負けず嫌いに火がつく。

通常1時間半かかるところを50分で到着。

達成感一杯で宿に戻る。

帰ったら、本場の鰹のタタキが待っていた。
「めちゃめちゃ美味しい」を連発。

時代劇を幸せそうに見ているお父さんの背中を見て、就寝。

お遍路の旅 | 2010.06.10 ( Thursday ) 10:46 AM

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室戸ー 

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室戸岬到着〜!
今日はいいお天気。
そして、かなり暑いです!

お遍路の旅 | 2010.06.09 ( Wednesday ) 11:51 AM

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お遍路11日目 

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この日歩いた距離約40km!
大 変 だったー!!

牟岐〜椎名という場所まで、集落をいくつも越え、左が海、右が山しかない岬の道路をテクテク越えました。
救いだったのは、曇り空だったこと。
炎天下で歩いていたらもっと大変だったに違いない。

岬越えのトイレ問題は、杞憂に終わりました。
人間気が張るとなんとかなるもんだ。
民家がある区間に入ったら、迷わず庭作業をしていたおばあさんにお手洗いをお借りしたけど(笑)

スーパーを案内してくれたおじさん、おやつのお接待をしてくれたおばあさん(縁側で一時間は喋った)、道を教えてくれたおじいさん、おばあさん。
地元の方との交流も相変わらず続いています。

宿は、室戸近くの大正琴の生徒さんのお家。
先日、リハーサルの時に声をかけてくださったのです。
お風呂、夕ご飯、足マッサージ機、卵の白身顔パック、ふかふかのお布団。
疲れた身体に染み渡りました。

家って素晴らしい!

お遍路の旅 | 2010.06.09 ( Wednesday ) 06:04 AM

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岬越え 

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これから14キロ、約3時間トイレがない区間突入!

(後記:実際は途中に数箇所ありました。)

お遍路の旅 | 2010.06.08 ( Tuesday ) 11:28 AM

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お遍路10日目 

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朝、善根宿はしもとのおじさんが、ソーメンを作ってくれる。
ぶっきらぼうな優しさを持ったおじさんだった。感謝。

朝六時、出発。

初雨。
買ったゴアテックスが大活躍。
森からは、ひのきの香り。
霧が幻想的。

番外霊場の鯖大師に寄る。
護摩堂をはじめ、展示物が神秘的で綺麗だった!

途中のお遍路接待所で、カフェのおかみさんがカラオケの音響がうまくいかないということで、直してあげて、人助け。

室内で作業していると、外にある接待所にお遍路の男性が二人やってくる。
「あーー!」
実は、前夜、善根宿男性用宿泊所(バスの中が泊まれるようになっている場所)に私が間違えて訪れた時、居た二人だった。

そこからは、三人で先を目指す。
桃太郎みたいだなー。と思う。

三人のうちひとりは歩き遍路三回目のバックパッカーのおじさん。
この方、アーティストだった。
年齢を聞いてビックリ!見えない!
前回、テントをはりながら回ったらしく、夜通し歩いた時にトンネルで逆打ちしているお遍路のお化けを見たとか、テントの外で「ナムダイシヘンジョウコンゴウ」と繰り返す声が聞こえた話だとかを聞く。
あるのねー。そんな話。

今夜の宿は、民宿海部のお母さんに紹介された2000円で泊まれる秘密の場所。
NASA CAFEという息子さんが経営しているカフェが所有している宿だという。
サーファーが集まりそうな素敵な隠れ家。
夜、NASA CAFEにもお邪魔して、歓談。
ミュージシャンもたくさん集まる場所という。

不思議なご縁だなぁ、と思う。

それにしても、一日歩く距離30KMオーバーは初めて。
次の日も同じだけ歩く計算です。

お遍路の旅 | 2010.06.08 ( Tuesday ) 06:19 AM

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お遍路9日目 

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6月6日から運気が下がると言った徳島の占い師さん、残念!

この日は、歩きはお休み。
高知県安芸市内で、15日演奏予定の曲を、大正琴のみなさんとリハーサルでした。

アドバイスを出して曲を紡ぎ上げていく過程は、とても面白かった。

お昼ご飯のときは、高知弁指導もしてもらいました。「〜ぜよ」とか、「〜しちゅう」とか。

「CDは出しとらんの?」と聞かれて、手持ち分を取り出したら、我も我もと買ってくださり、売り切れ!
お遍路資金ゲット!(泣)
芸は身を助ける。
と言う言葉がまさしくな日でございました。

歌、うたえて良かった。


夕方、車で日和佐に戻り、善根宿はしもとに宿泊。

無料で泊まれるのに、夕ご飯が超贅沢!

これから、長い修行の道場、高知入りです!

お遍路の旅 | 2010.06.07 ( Monday ) 05:17 AM

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お遍路8日目●発心の道場終了 

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徳島の霊場全て打ち終わりました!
やったー!

前日の山二つ越えが足にこたえて両足パンパン。
朝から万全のコンディションではなかったものの、綺麗な景色と地元の人々のあたたかい言葉、お接待に元気付けられて23番札所薬王寺まで歩ききることが出来ました。

道中、すだち館からお見合い電話がかかってきたときは笑えたなー。
結願して訪ねてきた男の子を肩書きと共に紹介してくれるとは(笑)
あたたかいお父さんお母さんだ。

さて、今までが山ばかりだったので、海が見えたときの感動と言ったら。
昔、山人が、初めて「海」というものをみた時の気持ちがわかったような気がしました。

「すごーい!!!きれーい!ひろーい!あかるーい!」
歩きながら感嘆符の連続。
薬王寺がある日和佐は、ウミガメがやってくる町。
NHKの朝ドラの舞台にもなったところだとか。
お天気なのも手伝って、すこぶる明るい印象です。

お遍路さんの間でも、評判良く、次の24番までの果てしなく長い道のり手前の極楽浄土と言われています。道の駅で足湯に浸かり、しばしまどろむ。

高知での歌のリハーサルが次の日に入っているため、主催者の方が車で一旦迎えに来てくれました。
リハーサルをしたら、薬王寺まで戻って打ち直す予定。

道の駅で待ち合わせて、車で一気に高知県安芸市へ。

必然的に、これから自分が歩く道をみることになるわけですが、
正直、あーー見なきゃ良かったーー!(泣)これは修行だわ。

野宿覚悟で挑むしかなさそうです。。
果てしなく道だ。
トイレ、どうするんだろう。私。

不安要素を残しつつ、腹一杯カツオのタタキを食べさせてもらい、安芸市内にて就寝。

お遍路の旅 | 2010.06.06 ( Sunday ) 06:11 AM

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海だー! 

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お遍路初海!

お遍路の旅 | 2010.06.05 ( Saturday ) 11:20 AM

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