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久保田涼子のブログ。自転車の旅日記もあります。
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久保田涼子のブログ。自転車の旅日記もあります。
この日のルート
68番神恵院→69番観音寺→70番本山寺→71番弥谷寺→72番曼荼羅寺→73番出釈迦寺→74番甲山寺→75番善通寺→善通寺宿坊(2食、温泉がついて5800円)
1日に8つお寺を打った日。
讃岐に入ったら平野ばかりだと思っていたら、71番の弥谷寺さんでやられた・・・。
本堂まで階段が600数段。
山じゃないか。
膝が笑いました。
最後のお寺、善通寺さんはさすが弘法大師誕生の地。
東院、西院と分かれていて大きい!!本堂もご立派!
この宿坊に泊まると朝のおつとめがすごいらしいと聞いていたので、遍路中二回目のお寺泊まり。
夕方五時からお風呂で、五時半以降夕食、次の日は朝六時からおつとめ、との説明を受け、お部屋に案内されました。
お風呂は大浴場の温泉、エレベーターも館内に設置されていて旅館並の施設です。
夜は部屋で、あと数日になった歩きルートプランを練りました。
使い込んだ遍路地図本も残り数ページ。
最後まで無事歩けますように。
お遍路の旅 | 2010.10.25 ( Monday ) 01:32 AM
「なにが名物なんですか?」とお店に聞いたらこれ、と言うので頼んでみました。
冷天おろし。
お遍路の旅 | 2010.10.24 ( Sunday ) 11:34 AM
本日のルート
ビジネス旅館高雄→65番三角寺→66番雲辺寺→67番大興寺→観音寺グランドホテル(素泊まり5250円)
どうしても観音寺までたどり着きたかった日。
友だちが新婚旅行を兼ねてわざわざ東京から会いに来てくれたのです。
四国のお寺は必ずしも駅の近くにあるとは限りません。
ルート的に一番ベストだったのが、ここ、香川県の観音寺。
出発地の伊予三島からは標高が高い山を二つ越えて県越えをします。距離にして約50キロ。
到着は12時間後になると予想して、チェックインが遅くなっても迷惑がかからないホテルを宿に選択しました。(旅館だと、18時以降に入ると、とても心配されます。お風呂の順番も気にしないといけません。)
朝5時半。出発。
一つ目の山、三角寺を打ち終え、徳島、香川をまたぐ山に鎮座する雲辺寺へ。
一番短い峠を選択したら、傾斜のきつい登り続きで泣きそうでした。
雲辺寺は標高900m。88の札所の中で一番高い場所にあるそうです。
休憩していたら段々寒くなってきて「歩かなくちゃ風邪をひく!」状態に。
下山していると、池や山がポコポコ存在する、のどかな讃岐平野が目の前に広がりました。
ついに、来たぞ。
最後の道場、香川県。
18時15分、宿に到着。
ホテルロビーで待っていてくれた友だちと喜びを分かち合い、ホテル内で夕食をしました。
嬉しかったなー。
ご夫婦二人とも華やかな世界に身をおく方々ですが、これからも色んな人たちに幸せと元気を与えて頂きたいなと思いました。
見えなくなるまで、見送りました。
部屋に帰り、お風呂にゆっくり入った後、差し入れの足ひんやりシートをペタペタ貼って、就寝。
※ラジオ第四回目もこの日収録しました!アップされたらまた、ご連絡します!
お遍路の旅 | 2010.10.23 ( Saturday ) 06:34 AM
伊予三島の夜は、ゆうやけこやけの時報と、祭りの太鼓の音、「えーやっさっさ」の掛け声、そして、犬の遠吠えと共にふけてゆきます。
今日のルートは、伊予西条のにぎたつ旅館→伊予三島のビジネス旅館高雄(素泊まり3000円)でした。
朝から雨が降ってどんよりお天気。
国道で、トラックに水をかけられ、ブルーな気持ちで黙々と歩いていると、前方から車を止めて駆け寄ってくる青年が一人。
「これどうぞ、僕も、元お遍路さんです。」
にっこりと爽やかな笑顔でジュースを渡して下さいました。
お遍路を経験した人にしかわからない気持ちを、彼は感じて下さったんだなぁと思うと泣きそうになりました。
伊予三島に入ると、お天気も回復。
明日のラジオ収録の話をパーソナリティーの高田友紀ちゃんと電話で打ち合わせて歩いていると、太鼓の音が。
どうやら今日から三日間秋祭りがあるみたいです。
山車の上には、鮮やかな赤色。
ドンドンドンドン!と鼓舞されながら歩いて、夕方宿に到着。
親父さん、75才だそうです。とってもお元気。
到着した私におはぎとお茶を持ってきてくださいました。
「お母さんと話していてね、私たちも年だから、今年一杯でここを閉めようとしとるんよ。」と親父さん。
私が生まれる前からあった老舗旅館。なくなるなんて、さみしいなぁ。
でも、人間みんな、どこかのタイミングで一区切りつけながら生きてるのかもね。
お遍路の旅 | 2010.10.21 ( Thursday ) 09:50 PM
本日のルート
ビジネス旅館小松(リュックを置かせてもらう)→60番横峰寺→64番前神寺→にぎたつ旅館(素泊まり3000円)
朝6時に出発。
お遍路前半戦の時に、結願したお遍路さんから頂いていた、遍路地図には載っていない秘密のルート地図を握りしめて横峰寺へ。
お寺は高い山の上にあります。
頂上に近づくにつれ、霧が深くなり、紅葉もチラホラ。幻想的。
往復六時間コースでした。土の上を歩いたからか、下山した際に疲れがなくて、不思議でした。
お昼過ぎ、前神寺境内で今日はどこまで歩くか検討していたら、車お遍路さん夫妻からチョコレートを頂く。
甘いものを食べると頭もすっきり。よし、今日はあと6キロ先の宿に泊まって次の日に頑張って40キロ歩こう。
宿に向かっていると「元祖石鎚うどん」の看板を発見。入ったら、先ほどチョコレートを頂いたお遍路さんたちとバッタリ!
ご夫婦は、帰りがけに私の分も支払って下さいました。
心からの「いただきます。」をして、やまかけうどんを食す。
その後、立ち寄った湯之谷温泉では、地元のおばちゃんたちから「お大師さまや!」と叫ばれ、ワッと囲まれる事態に。面食らいました。
どこから来たんや、若いのにえらいなー、これでジュースでも飲み、握手してくれ(?)、と裸の皆さんに囲まれて、裸だからなのか、直で温かいものに触れて、パワーを頂いた日でございました。
お遍路の旅 | 2010.10.20 ( Wednesday ) 11:30 PM
本日のルート
58番仙遊寺宿坊→59番国分寺→61番香園寺→62番宝寿寺→63番吉祥寺→ビジネス旅館小松(2食付き5250円。お肉屋さんが経営してるので、夕食がお肉山盛りでした。お遍路さんに人気宿です。)
60番の横峰寺さんは明日に回して、今日は4つのお寺を打ちました。
朝は仙遊寺さんで6時からおつとめ。立派な千手観音像を前に般若心経を唱え、住職さんのありがたいお話を聞きました。
旅立って二週間と少しですが、今朝やっと本来のお遍路になった気がします。
正直、昨日までは結願を目指して時間に追われて、見残しちゃいけないスポットを見て、ラジオに答えて、と、東京モードのままで歩いていたかも。
大事なのはフローであって、結果じゃないんですよね。
そこに至るまでに何を見て、感じて、誰と出逢って、話して、そこから感じて、なんだと思います。
余裕を持って、自分らしいお遍路が出来たらいいんです。
改めて気づかせて下さった住職さんや、結願済みのお遍路仲間(わざわざ電話ありがとう!)に感謝、です。
気づいたおかげで、今日はとっても自分らしい歩き方が出来ました。
最後に打ったお寺が、住んでいる場所の名前だったのにも意味を感じました。
自分自身のこれからについても段々整理が出来て来たので、88箇所巡りきるまでには固まるかなぁ。
お遍路の旅 | 2010.10.19 ( Tuesday ) 09:41 PM
本日のルート
コスタブランカ→54番延命寺→55番南光坊→56番泰山寺→57番栄福寺→58番仙遊寺→仙遊寺宿坊(二食付5800円温泉もあるよ!)
朝、治ったかも!と思われたマメですが、歩くにつれて痛み再発。
治りかけで歩くんだから、完治はしないよね。仕方ない。
アスファルトの道が続いて紫外線もきつくて、今治市までの18キロは黙々と歩いていました。
菊間では、見ず知らずの私にお昼ご飯を持たせて下さったお母さまがいらっしゃいました。合掌。
55番の南光坊さんを打ち終えた後、偶然いつも使っている化粧品のお店を発見。
ちょうど手持ちの化粧品が残りわずかだったので、購入。
その後、ミュージシャン田ノ岡三郎さんオススメのお店バイカルベーカリーへ。
店長さん、とっても優しい方で、お土産にパンを沢山持たせてくださいました。
優しい人たちに会うと元気をもらえます。
そこから休まず一気に56〜58番へ。
最後の仙遊寺さんは、まさかの山。
ここまでくると、意識が吹っ飛んでいて宿に着くまでの記憶がありません(笑)
あ、蛇と山道で出会った気がする。
宿坊に泊まるのは初めてです。
夜の精進料理、美味。
お風呂も天然温泉で最高。
明日は朝六時からおつとめに参加します。
おやすみなさい。
お遍路の旅 | 2010.10.18 ( Monday ) 08:47 PM