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浜名湖～名古屋（旅出発5日目：2004.07.22 PM 09:31）

5時頃着きました！
メーターは489.5KMを示しております。
今回の浜名湖～名古屋ルートは昨日の苦労はどこへやら、すごく走りやすかったです！
旧東海道の町並みが残っているところもあったし（写真参照）、桶狭間の古戦場も見れたし、気持ち良かった。
途中、岡崎にある小さなうどん屋さんに入ったところ、なかなかの穴場だったようで、タクシーの運ちゃんがたくさんおりました。
皆、はじめは奇異の目で見ていたのですが、お話をすると口をそろえて「がんばれよー」と応援してくれました。
そこのお店のおばちゃんも、冷やしうどんを大盛りにしてくれたり、冷たい緑茶をサービスしてくれたり、挙句の果てには井戸水を凍らせたペットボトルまでくれたりしました。
「なんていい人たちなんだ・・・。」と、またしても人間の温かさを肌で感じた日でした。

その後もコンビニで休んでいると、おじさんがアイスをおごってくれました。
今、名古屋でお世話になっているお家では、（大学の友達の実家（なぜか本人は不在））おすしをご馳走してくれたり、冷たいメロンを食べさせてくれたりと至れり尽せり、これまた涙が出そうでした。
100キロ漕いだ甲斐があったな・・・。
明日は四日市です！
そろそろお尻が汗疹で痛くなってきています。

名古屋～四日市（旅出発6日目：2004.07.23 PM 08:02）

今日の到着予定場所は四日市だったので、昼間にゆっくり出発。
お世話になったお礼を言い、そろそろタイヤの空気を入れなきゃな～と自転車屋さんを市内でふらふら探したけれど見つからず。
悩んだ挙げ句郵便局員に聞いてみたら、なんとその人はチャリダーで、いいお店を紹介してくれた。
お店で空気とオイルをさしてもらい、絶好調のチャリ。（それも、ただでしてくれた）
おーし！四日市までひとっ走りだ～！！と漕いでいたら応援電話もかかってきた。
電話しながら走る涼子。
・・・横転した。
広い歩道での横転だったからよかった。
でも相当恥ずかしかった。

五時頃四日市の「こもの町」へ到着。
今日の宿は小学校のときの男友達のお家（実家）。
まわりはたんぼでいい雰囲気だ。
お風呂に入ったあと足を見たら右足が腫れていた。
明日もここにお世話になろうかしら？ 笑
今日までの走行距離は567.7Km。

四日市～白川郷（旅出発7日目：2004.07.24 PM 10:27）

昨日の足負傷事件もあり、峠越え前に少し一休みしようと今日も四日市のお家でお世話になることに。
半ば思いつきで、車で岐阜県にある世界遺産の白川郷まで連れていってもらった。
小学校の時の男友達とおばちゃんとあたしの「三人日帰り小旅行。」
途中関が原にも立ち寄った。
車内では色んなお話をした。
哲学的なことも話した。
恥かしいとか、そんな話題を話す雰囲気作りとかまったくしなくても、思ったことがすらすらと口から出てきた。
男友達が出した疑問が凄く新鮮だった。
「川の名前って一体誰がつけたんやろ。」
「たっかい山の上にある高圧電流ってどうやって作るんやろうねぇ。」
都会では聞けないかもしれない素朴な疑問だった。

―白川郷に着いた。

茅葺屋根の家が連なる村。 初めて見た。
田んぼの間や古い家の中、おみやげやさんなどを散策して帰路に着いた。
帰り途中には、寄り道をして分水嶺（日本海側に流れる水と太平洋側に流れる水の中間地点とでも言うのかな？水の流れがそこから左右に分かれている。）を訪れ、樹齢何百年の桜の木を見て、高原ソフトクリームまで食べた。
車から見える夕日もすごく綺麗だった。
「空って毎日表情変えるよな～。」 またしても男友達がロマンチストなことを言ってのけた。

四日市～京都（旅出発8日目：2004.07.25 PM 07:54）

今日は漕いだ～！
現在までの走行距離は約670KM。
なぜ「約」なのかと言うと、途中雷が鳴りはじめ、滋賀入りしたときには夕立並みのザーザー降りでサイクルコンピューターが測定不能になってしまったから。
何度もスリップしそうになり怖かった。
でも、気温が下がって日も照っていなくて走りやすかったと思う。
写真は鈴鹿山脈の道。