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妹から届いた実家の犬の写メをみたこととか、

西船橋の友人宅へ赤ちゃんを見に行って、お喋りしたこととか、

吉祥寺に帰って、学生時代の友達に会ったこととか、

帰りの夕焼けが深くてきれいだったこととか。

お盆最後の日に、沢山のものが浄化された気がしました。

KYOUさんとのご飯会で余ったオーガニック食材をここ数日食べて暮らしていたので、今、自分がマックにいて、油分沢山のナゲットを食しているのが不思議な気分です(笑)

まぁ、たまにはいいよね。

お盆の新宿オフィス街は人が少なく(・・・といっても、田舎に比べると沢山なのだけど)働く場所、というよりは、観光地みたいな雰囲気です。

お昼の用事を終えて、次の用事まで時間があったので、先程、本屋に立ち寄ってみました。

好きな作家さんの本が平積みにされていて、視線を上げるとPOPにでかでかと

「世界が終わるその前に、今日、あなたはなにをしますか？」

というキャッチが。
その横には、

「どこの家でも起こりうることだけど、それは我が家じゃないと思っていた。」

今月の売上ランキングの棚には、そんな文庫がところ狭しと並んでいて、「あぁ、時代なんだなー。」と思ってしまいました。

もしかしたら、No Day But Todayなんて言葉ががつんと来るのも、What I did for Loveの歌詞に感動したのも、世の中の風潮が少し関係しているのかもしれません。

リミットがあるとがんばれて、周りに寛容になれたり、改めて自分を見返したりできるのって、アイロニックだなと思います。


どちらにしろ、
スケジュールを管理しているはずが、逆にスケジュールに支配されている図にならないように、少し余裕をもって物事を進めていかないと質の良い時間は得れない気がしました。

お盆って、そういう意味では、社会全体が休んで、ご先祖様の前で一息つける、いい日本の行事なのかもしれません。

久々に携帯カメラから撮影したら、相変わらず画質が悪い！

夕方、ピアニストKYOUさんが我が家に遊びにきました。
今月末と11月のライブのミーティング。
・・・と、言う名の女子二人ご飯会？

私は、夏野菜いっぱいの具だくさんカレーとサラダを用意してお出迎え。

KYOUさんも沢山野菜シリーズを持ってきてくれて、テーブルの上には、ラタトゥーユ、サラダ、カレー、いんげんとお肉の煮物がダーっと並びました。
当たり前だけど、食べきれませんでした(笑)

寒天デザートまで作ってくださって、めちゃくちゃ美味しかったのですが、
これまた、
食べきれませんでした。

冷蔵庫は食材で一杯。

食べ物があるって幸せ☆

またやってしまいました。

人に渡すものを自分のバックに入れていて、物を返したはいいけれど、その中に自宅の鍵がまぎれこんでいるパターン。

家の前で、しばらく頭が真っ白。

思い出して連絡をとり、また電車に乗って引き返しました。

移動中、かばんの中に、のだめカンタービレの新刊があってよかった。気が紛れたよ。

最近よく使う表現で、『理科の実験室みたいな』というのがあります。

人と人が会うと、いろんな化学反応が起きる、と。

音楽も、はじめましてさんと奏でると、今までとは違った色で出てきます。

個性は人それぞれで、あわせてみてもうまく交わらなかったり、思いの外、綺麗に交わったり。

大事なのは、きっと否定するのではなく、こういう人なんだと受け入れる姿勢なんだと思う。

世界も、うまいこと理解しあえばいいと願うけど、人種、宗教、価値観、道徳。
根底にあるものがあまりにも違いすぎるのかな。

こんな悲観的な私ですが、去年みたインコグニートのライブ中のMCに少し救われたり。

「時代を越えて、悲しい歴史をもった広島という地で、こうやって僕らがステージに立っていること。人種の壁を越えて、こうやって君たちと時間を共有できていることが、本当に嬉しい。」

実家で気付いた、外からみた自分の色々。

■遊びもスケジュールの一つである。

遊ぶ日を決めるのにスケジュール帳を開く。
当日、思いついて呼び掛けても人をつかまえることが難しいのがトウキョウ。

広島人の友達数人から、仕事の一つみたいでなんか嫌だ！と指摘されて気付く。

・・・遊ぶって、なんだ？

■アート＆音楽活動は、90代のばあちゃんから見たら「こんなことしてなんになるん？」という一言で済まされる。

生きるために働いていた世代からみると、理解不能、かつ、極めて非生産的行為らしい(笑)

自己実現？
アイデンティティーの確立？
いや、ただ好きだからやってんのさ！

理由はいくらでもつけられるなぁ。
多分、私がやりたいのは、誰かと繋がりを持ったり、誰かと誰かを繋げるために音楽やアートを媒介にすることなんだと思う。
ってことは、お金や名誉は後回しのやり方なので、確かに非生産的かも。(笑)
ばあちゃん、あなたは正しい！

おまけ
■人生とはなんぞや、について答えが一瞬出かける。

音楽仲間と話していて途中、出てきた話題の一つ。

みなさんにとっての人生ってなんでしょう？

子孫を残すため？
自分の存在を残すため？
他？？

私のじいちゃんのお墓は、能美島という広島からフェリーで40分の島にあります。

そこから車で10分。
山に徒歩で入って10分。
竹に囲まれて、ひとつだけぽつんとあるのが家のお墓。

今年は、そのお墓がなくなっていました。

・・・と、いうのは嘘で、正確にはお墓までの道が植物に覆われて、なくなっていました。
去年と比べものにならないくらい様変わり。

おばあちゃんでさえ、「ここ違うんじゃないん？」と言う始末。

ひとまず、片手に鎌を持った私が調査員として、草を刈りながら進みます。

その横を妹が「ちょっと先に行って見てくる！」とザクザク突き進んで、5分後。

「姉ちゃーん！あったよー！！やっぱりここであってる！」

探検隊が遺跡を発見したバリの報告。

やっぱり、この道で正解みたい。

・・・それにしても、
なんだこの熱帯植物＆竹祭りは。

大雨と湿気と暑い気温で一気に成長した感じが見受けられます。
日本が亜熱帯になっている！

鎌で、竹をスコーン、スコーンと倒しながら(両腕を虫にさされながら)温暖化を身を持って体感した日でありました。

今年は異常！